笑顔のキミを


後ろを振り返るといまだに2人とも爆睡中。


自分でもわからない。それは本心。


自意識過剰だっていわれるかもしれないけど、2人の気持ちはなんとなくわかってる。

それは伝わってきてるというよりも、お互いの口からそういう風に聞いたからというのが正しいのかもしれない。

ナナは千夏ちゃんは俺のことが好きだと思うといったし、千夏ちゃんはナナは俺のことが好きだと思うといった。

俺はないでしょと否定した。

でもその気持ちとは裏腹にどこかで気づいていたのかもしれない。


でも気づきたくなかった。

気づかないふりをした。

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