笑顔のキミを
「このあとはどうする?まだ宿のチェックインにはちょっと早いし、他に行きたいとこあるか?なにもなければ適当に買い物がてらぶらぶらしてもいいし」
「そうですね、どうしましょう」
そういえば俺たちなにも考えていなかった。
合宿のくせにスケジュールが白紙って。
しかもせっかく山梨まできたというのに。
「あ、ここいきませんか?ここ涼しそうだし」
「わあ、ほんとだ。行きたいかも」
携帯をみていた千夏ちゃんがそういって俺たちに画面をみせた。
どうやら次の行先の候補を調べてくれていたみたいだ。
さすが女の子は仕事が早い。