笑顔のキミを


思うんだ。

きっとあのときの写真をみて何人もの人が同じように思ったんだろうなって。

凛斗の才能に惚れて尊敬して会いたいと思う人がきっとたくさん。

でもその中で凛斗に会ったのはわたしと千夏ちゃんだけ。

凛斗に会いたくて、そのために追いかけてきた。

わたしたちはライバル。

でもそれ以上に同士だ。



「わたしはお二人の味方だし応援してます」

ほらね。わたしよりずっと大人。

わたしはさっき二人が仲良さそうにしてるのをみただけでもやもやした気持ちになったのに。

応援とかそんな気持ちになれなかったのに。

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