笑顔のキミを


「・・・俺知ってた。ナナが授業にでてないことも、転校してきたってことも」

「そっか。黙っててごめんね」


凛斗からそういわれたときそんなにも驚かなかったのは、なんとなくわかってたからなのかもしれない。

凛斗と千夏ちゃんがわたしになにか言いたさそうなのは感じてたから。

でもそれでもわたしが何も言わなかったのは凛斗にひかれたくないと思ったから。



「俺はひかないし、それでナナのこと嫌いになることもないから教えて」


でももういいよね。

隠してるのも疲れちゃったし。


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