笑顔のキミを


「先輩知らなかったんですか?1年の間でもすごいですよ。あ、でもちなみに1年生の中でのファン一号は紛れもなくわたしなので」

「・・・それって、千夏ちゃんも入ってるってこと?」

「はい。もちろん」


いやいやまじか。

軽くめまいがした。


「やっぱり?わたしも3年生の間でファンクラブできたとき一番に名乗り上げたよ。確実にわたしが一号だって!」

「ナナまで。むしろとめてくれよ」


2年の間でも実はあるのか?いやそんなの聞いたことない。

それに教室では女の子は誰一人として声かけてこないし。

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