笑顔のキミを


「あ、そうだ!あのさクリスマスパーティーうちでしない?3人で」

「いや、あのそこはカップルでしてください。わたしただの邪魔者じゃないですか」

「こんなこといったらあれだけどさ、凛斗とは来年だってできるし。せっかくだから高校生のうちにみんなでなにかやりたいなって思ってたの。高校生活最後のクリスマスは、わたしが大好きな2人と過ごしたいなって」

「俺はいいよ。千夏ちゃんも遠慮しないで」

「いや、でも・・・」

「わたしからのお願い!」

「・・・そこまでいうなら・・・わかりました」

「よかった」


ナナがいったとおり来年は3人で集まれるかなんてわからない。

ナナは仕事で忙しいかもしれないし、俺は受験どうなってるかわからないし、千夏ちゃんに彼氏ができてるかもしれないし。

そう考えたらきっと3人で集まれるのは最初で最後。

だったら俺もナナの意見に賛成。


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