笑顔のキミを


「うん。だいぶ今は安定してるみたいだよ」

「よかった」


ナナが倒れたのはまだ記憶に新しい。

あのときの衝撃はまだ忘れられない。

元気にみえるナナでももしかしたらなにか抱えてるんじゃないかって心配になる。


でも最近はちゃんと病院にも通ってるみたいだし。



「凛斗先輩は、本当にいいと思ってます?」

「ん?ナナの体調が?」

「あ、すいません。違います。クリスマスのこと。わたしがいていいのかなって。ナナさんにいわれたから仕方なくって感じなのかなって」

「はは。そんなことないよ。俺もナナの意見に賛成だったし」
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