笑顔のキミを


「もうこの話はやめよう!ほら、ケーキ食べよ」

「そうしよっか」


どんなものにしようか迷ったけど1番無難のショートケーキ。

それにクリスマス仕様でサンタとトナカイのお菓子がのっている。

千夏ちゃんが作ってくれた料理がどれも美味しくてお腹いっぱいだった俺たちだったけど、甘いものは別腹という言葉があるように意外にもぺろりとケーキを食べた。



もうだいぶ外が暗い。

そんな中まだ雪が降り続いていた。

この調子だと本当に積もるかもしれない。


「そろそろお開きにしよっか」

俺はそんなに遠くないけど千夏ちゃんはここからだと結構遠い。

自転車できたみたいだし、雪が積もってしまう前に帰らないと大変だ。
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