笑顔のキミを
「もうすぐバレンタインだし会えるといいですね」
バレンタインか。すっかり忘れていた。
「そうだね」
「凛斗先輩って甘いもの食べれますよね?」
「食べれるけど。なんで?」
「わたしからもお世話になったのでなにかプレゼントします」
「それは嬉しいけど」
「安心してください。義理チョコなんで」
「はは。知ってる」
千夏ちゃんは例の彼と付き合い始めた。
1度だけ会ったけどとても優しそうで、なにより背が高くてイケメンだった。
俺なんか比べものにならないくらい。
千夏ちゃんが幸せそうなのがとても嬉しい。