笑顔のキミを

もしも





「咲良きたよ。なかなかこれなくてごめんね」


3月。どんどん暖かくなってきた。


凛斗の前ではあんまり言わないようにしてたけど、実際は自分もまだ咲良の死を受け入れられてない。

咲良と過ごした時間は長かったから2年たっても信じられない。

いまだって急にあらわれてあの笑顔をみせてくれるんじゃないかって。

そんなことばっかり考えてる。


咲良は人の気持ちを一番に考えて、夢を一番に応援してくれて、いつでも寄り添ってくれて、相談に乗ってくれて、本当に大好きだった。

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