笑顔のキミを
「あの写真、最高だったよ。相変わらず神谷の撮る写真はすごい」
「みてくださったんですね。あの2枚の写真を超えるものは存在しないと思ってます」
「そうかもな。あの写真には魂が宿ってるよ」
「俺もそう思います」
「じゃあそろそろ俺もいくな。まあまだ大変だと思うけど頑張ってくれな。また同窓会で会おう」
「はい。今日はありがとうございました」
一度あつい握手を交わした。
またひとり、俺の人生のすべてでもいいと思えた時期に関わった人がきてくれた。
あとひとり。
あとひとり、あの人がくれば、俺はもう満足。