笑顔のキミを


「俺と結婚してください」

そういって婚約指輪を渡した。

とうとうこの日がきた。

長い道のりだった。

ずいぶん待たせてしまったと思う。

でもこれもまた俺の中で決めてたことだった。

成功して、展示会を開いて夢を叶えたらナナにプロポーズをしようと。


「・・・凛斗」

「これから先もずっとナナといたい。ナナのこと大好きだ。絶対に幸せにする」

「はい。お願いします」

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