笑顔のキミを
傍からみた自分
*
あれから千夏ちゃんは部活にいる時間が増えた。
それが少し嬉しかった。
ずっとひとりだったから。
寂しかったから。
俺は人に興味がないとかいっときながら、かっこつけておきながら、結局一人は嫌なんだな。
それこそめちゃくちゃかっこ悪い。
千夏ちゃんは写真を撮るセンスがあった。
実はカメラは中学生のときに買っていたんですとつい昨日カミングアウトされたのだ。
「恥ずかしくて・・・」
そういっていた千夏ちゃんだけどそんなことない。