笑顔のキミを
「でも、凛斗の写真で救われたんだよね。というか、うらやましかったんだと思う。こんな風に撮ってくれる人がいて。だから、わたしももうちょっとだけモデルの仕事頑張ってみようかなって思った」
「誰かを幸せにしてあげられるような、そんなモデルになりたいと思った。全部、凛斗のおかげだよ」
俺は馬鹿だな。
なにも知らなかった。
俺の写真で救われている人がいたということに。
少なくとも2人。
こうして自分の気持ちを伝えてくれる人がいる。
それってすごく幸せなことだ。