保野田、意味わかんない
「お願いします」
牛乳をしまわせていただき、冷蔵庫様に深々とお辞儀をする。
そして気がつく、僅かにあいた冷凍庫。
「は!?」
溶けるじゃん、中!
慌てて全開にし、中を確認。
まだ溶けてない……か。うわ、よかったな、わたしが気づいて。
しっかりと閉める。
保野田には文句言ってやろ。ていうか、話すときにはくんづけしてるわたし偉すぎる。
縁側にたどり着き、
「おい保野田」
あ、早速くんづけ忘れた。
「くん」
中が溶けていなかったということは、つまり、ついさっきのできごとだろう。犯人はお前だ。