溺愛しすぎじゃないですか?~御曹司の初恋~
Side大輝
やっと李子を手に入れた。
大学生活最後の年にたまたま食べサーに入ってきた新入生の女の子。
新歓で初めて見かけて一言も話もしてないのに李子が気になってしょうがなかった。
俺は李子に会うべく週一行けばいい大学に毎日通った。
今まで三年間、全休の日に学校なんていったことも無かったのに。
たぶんこれが俺の初恋だったんだと思う。
そして俺は付き合っていた彼女と別れる事にした。
なかなか別れに納得してくれない彼女、先に李子に告白する事も考えたが彼女に対してじゃなく李子に対して二股なんて事はしたくなかったから時間をかけて彼女に納得をしてもらい別れた。
酷いと言われても李子以外欲しくない。
やっとフリーになったと思ったら李子に彼氏ができていた。
関根一勝、俺の一学年下のサークル内の後輩。
二人はサークル内で交際を隠しているようだったが、いつも李子を見ている俺には直ぐに分かった。
クソッ、あいつがなかなか別れてくれないおかげで李子を奪われた。
一瞬、関根から李子を奪おうかとも思ったが李子を悲しませるのは本意ではない。
今まで通り仲のいい良き先輩としてチャンスが来るのを待つ事にした。
その間にも『風間君、好きです。付き合って下さい。』と何人も告白され、その内の一人と『好きな子がいる。いつ別れてもいいなら。』と付き合った。
関根が就職で遠距離恋愛はムリと言い李子と別れたと知り、俺はチャンスとばかりに彼女と別れる事にしたが、最初の約束とは違い彼女はなかなか別れに合意しなかった。
これではまたあの時と同じになると焦った。
やっと彼女と別れる事ができ、その一か月後にチャンスがやって来た。
食べサーの報告会があると言う。卒業後もほとんど毎回出席していた俺、いつもは少し離れた位置で李子を見守っていたが今回は李子の隣の席に陣取り動かなかった。
李子との会話を楽しみたいのに唯とか言う後輩が俺に話しかけ続け、なかなか李子との時間を満喫できない。
「先輩たちは今日お仕事お休みだったんですか~?」
甘ったるい声で唯が話しかけてくる。『そう。』とか適当に返事してたら
「李子先輩!チューハイウメ!」
李子に八つ当たりで、お前は年上かよって態度になってきて腹がたった。
「あのさ、自分で頼めば?李子は先輩でしょ?店員じゃないっての。」
声を出そうかと思った時、李子の友達の田畑奈津が注意した。
そうそう、その通り!それと俺じゃなく横にいる青依に行けよと心の中で一人叫んでいた。
やっと李子を手に入れた。
大学生活最後の年にたまたま食べサーに入ってきた新入生の女の子。
新歓で初めて見かけて一言も話もしてないのに李子が気になってしょうがなかった。
俺は李子に会うべく週一行けばいい大学に毎日通った。
今まで三年間、全休の日に学校なんていったことも無かったのに。
たぶんこれが俺の初恋だったんだと思う。
そして俺は付き合っていた彼女と別れる事にした。
なかなか別れに納得してくれない彼女、先に李子に告白する事も考えたが彼女に対してじゃなく李子に対して二股なんて事はしたくなかったから時間をかけて彼女に納得をしてもらい別れた。
酷いと言われても李子以外欲しくない。
やっとフリーになったと思ったら李子に彼氏ができていた。
関根一勝、俺の一学年下のサークル内の後輩。
二人はサークル内で交際を隠しているようだったが、いつも李子を見ている俺には直ぐに分かった。
クソッ、あいつがなかなか別れてくれないおかげで李子を奪われた。
一瞬、関根から李子を奪おうかとも思ったが李子を悲しませるのは本意ではない。
今まで通り仲のいい良き先輩としてチャンスが来るのを待つ事にした。
その間にも『風間君、好きです。付き合って下さい。』と何人も告白され、その内の一人と『好きな子がいる。いつ別れてもいいなら。』と付き合った。
関根が就職で遠距離恋愛はムリと言い李子と別れたと知り、俺はチャンスとばかりに彼女と別れる事にしたが、最初の約束とは違い彼女はなかなか別れに合意しなかった。
これではまたあの時と同じになると焦った。
やっと彼女と別れる事ができ、その一か月後にチャンスがやって来た。
食べサーの報告会があると言う。卒業後もほとんど毎回出席していた俺、いつもは少し離れた位置で李子を見守っていたが今回は李子の隣の席に陣取り動かなかった。
李子との会話を楽しみたいのに唯とか言う後輩が俺に話しかけ続け、なかなか李子との時間を満喫できない。
「先輩たちは今日お仕事お休みだったんですか~?」
甘ったるい声で唯が話しかけてくる。『そう。』とか適当に返事してたら
「李子先輩!チューハイウメ!」
李子に八つ当たりで、お前は年上かよって態度になってきて腹がたった。
「あのさ、自分で頼めば?李子は先輩でしょ?店員じゃないっての。」
声を出そうかと思った時、李子の友達の田畑奈津が注意した。
そうそう、その通り!それと俺じゃなく横にいる青依に行けよと心の中で一人叫んでいた。