溺愛しすぎじゃないですか?~御曹司の初恋~
映画を見てから少し遅めの昼食をとりショッピングに向かった。
まずは私の明日用の着替え。歯ブラシなどの細々した物は途中のコンビニで買うことにする。
先輩は私よりも服選びに夢中だ。『李子にこんな感じの服が似合うと、ずっと思ってたんだよなー。』独り言を言いながら次々と服を五着ほど選び『はい、全部試着してみて。』と試着室まで連れて来られた。
「全部?こんなに着替えてたら迷惑ですよ。」
「大丈夫。今、人少ないし。ねっ、店員さん?」
ニコッと笑顔で店員のお姉さんに微笑めば、『大丈夫ですよー。』って返された。
先輩のスマイル砲凄い威力だな。
これ混んでる時でもOK出そう・・・。
とりあえず初めの一着を手に試着室に入って着替えた。
「どう、着替え終わった?」
返事をし、カーテンを開けると『うん、やっぱりよく似合う。サイズもピッタリだね。じゃあ次!』と次の服を渡された。
本当に全部着せる気だ。
こうなったら試着室待ちの人が来る前にさっさと終わらせよう。
全て試着し終え出て行くと先輩はレジで店員さんと楽しそうに話をしていた。
私に気がついた店員のお姉さんに手に持っている服を手渡し、申し訳なさそうにしてると横からショップの大きな袋を抱えた先輩が『次、行くか。』と私の右手を繋ぎ颯爽と店をでた。
「ありがとうございました。」
振り向けば二人の店員さんが満面の笑みで送り出してくれている。
「あの、せ、・・大輝?その袋は?」
「ん?李子の服。さっきの五着の中で良く似合ってた三着。」
はっ?いつの間に買ったの?てか三着も!?
「先輩!ちょっとこっち来てください!」
繋がれた手をグイグイ引っ張って行き、従業員入口がある通路で先輩に壁ドンした。
「困ります。そんなにいっぱい、しかもあのブランド私からしたら高いし。」
「俺からのプレゼントだから値段は気にしなくていいよ。」
「そう言う事じゃなくって。と・り・あ・え・ず!自分で支払いますから金額教えて下さい。それに誕生日でも無いのにホイホイ買ってもらうなんて。」
「ごめん。ずっと李子にこんな服着せたいなとか思ってたから先走りすぎた。もう勝手にしないから許して?でっ、今回だけはプレゼントさせて?」
「うっ・・・。」
ずるい、怒られて犬が耳を垂らして反省してるみたいにしょげた顔をしてたらこれ以上言えない。
「約束ですよ。」
「うん、わかった。ありがと。それで李子?李子にもお仕置きしなきゃね?」
はっ?なんで私がお仕置きなの?
「今日もずっと先輩って言いかけて言い直してたよね?しかもさっきからずっと先輩呼びだし。」
えーっ!そこ怒られんの?
それはまだ慣れてないからしょうがないし、さっきは先輩が勝手な事するから悪いんじゃない!怒ったら慣れた呼び方の方になるに決まってんじゃん!言葉に出して文句は言えないが頭の中で文句を連発させているとクイッと腰を引き寄せられ、何?って思った瞬間に唇を塞がれていた。
「んっ、せ、んっ、だいきっ。」
『ほら、また先輩って言った』と言いながらなかなか開放してくれない。
従業員入口の扉が開く音がするまで離される事はなかった。
まずは私の明日用の着替え。歯ブラシなどの細々した物は途中のコンビニで買うことにする。
先輩は私よりも服選びに夢中だ。『李子にこんな感じの服が似合うと、ずっと思ってたんだよなー。』独り言を言いながら次々と服を五着ほど選び『はい、全部試着してみて。』と試着室まで連れて来られた。
「全部?こんなに着替えてたら迷惑ですよ。」
「大丈夫。今、人少ないし。ねっ、店員さん?」
ニコッと笑顔で店員のお姉さんに微笑めば、『大丈夫ですよー。』って返された。
先輩のスマイル砲凄い威力だな。
これ混んでる時でもOK出そう・・・。
とりあえず初めの一着を手に試着室に入って着替えた。
「どう、着替え終わった?」
返事をし、カーテンを開けると『うん、やっぱりよく似合う。サイズもピッタリだね。じゃあ次!』と次の服を渡された。
本当に全部着せる気だ。
こうなったら試着室待ちの人が来る前にさっさと終わらせよう。
全て試着し終え出て行くと先輩はレジで店員さんと楽しそうに話をしていた。
私に気がついた店員のお姉さんに手に持っている服を手渡し、申し訳なさそうにしてると横からショップの大きな袋を抱えた先輩が『次、行くか。』と私の右手を繋ぎ颯爽と店をでた。
「ありがとうございました。」
振り向けば二人の店員さんが満面の笑みで送り出してくれている。
「あの、せ、・・大輝?その袋は?」
「ん?李子の服。さっきの五着の中で良く似合ってた三着。」
はっ?いつの間に買ったの?てか三着も!?
「先輩!ちょっとこっち来てください!」
繋がれた手をグイグイ引っ張って行き、従業員入口がある通路で先輩に壁ドンした。
「困ります。そんなにいっぱい、しかもあのブランド私からしたら高いし。」
「俺からのプレゼントだから値段は気にしなくていいよ。」
「そう言う事じゃなくって。と・り・あ・え・ず!自分で支払いますから金額教えて下さい。それに誕生日でも無いのにホイホイ買ってもらうなんて。」
「ごめん。ずっと李子にこんな服着せたいなとか思ってたから先走りすぎた。もう勝手にしないから許して?でっ、今回だけはプレゼントさせて?」
「うっ・・・。」
ずるい、怒られて犬が耳を垂らして反省してるみたいにしょげた顔をしてたらこれ以上言えない。
「約束ですよ。」
「うん、わかった。ありがと。それで李子?李子にもお仕置きしなきゃね?」
はっ?なんで私がお仕置きなの?
「今日もずっと先輩って言いかけて言い直してたよね?しかもさっきからずっと先輩呼びだし。」
えーっ!そこ怒られんの?
それはまだ慣れてないからしょうがないし、さっきは先輩が勝手な事するから悪いんじゃない!怒ったら慣れた呼び方の方になるに決まってんじゃん!言葉に出して文句は言えないが頭の中で文句を連発させているとクイッと腰を引き寄せられ、何?って思った瞬間に唇を塞がれていた。
「んっ、せ、んっ、だいきっ。」
『ほら、また先輩って言った』と言いながらなかなか開放してくれない。
従業員入口の扉が開く音がするまで離される事はなかった。