溺愛しすぎじゃないですか?~御曹司の初恋~
「今日はごめんな。」


夕飯もお風呂も済ませベッドの上で大輝がいきなり謝ってきた。


「なんで?」

「広瀬がめちゃめちゃな事言って腕をずっと離さなかったし。」

「そんな事言ったら、私だって、か、関根さんが変に絡んできたんだから、おあいこだよ。」


私をギュッと抱き寄せ『そっか』と私の首元に顔を埋めた。


「ねえ、明日はどうする?DVDでもレンタルしに行って家でゆっくりする?」

「そだね。ウロウロしててもまたあの二人に会うような気がするから家でゆっくりしようか。」


やっと顔を上げたと思えば貪るように私の唇を塞いだ。
手際よく私の衣類を剥がし下着姿にすると『李子の感触久しぶり』と今度は体中にキスを落としていく。

優しいキスと時々チクッと痛みを感じるキス。

明日の朝には私の体にたくさんの花が咲いているだろう。




「おはよ。もう10時だよ。」


大輝の優しいキスで目を覚ました。
昨晩は遅くまで私を愛し離してくれず体が少し怠い。


「もうちょっと。」


布団の中に潜り込む私を『だーめ。まだ寝るなら襲うよ?』と言いながら裸のままの私の体に覆いかぶさった。


「ちょっ、んっ・・・。」


スイッチが入った大輝を止める事は出来ない。
『李子。好きだよ。』そう言うと一気に私の中に入り込み、そのまま何度も何度も私を求め、結局お昼まで離してもらう事ができなかった。


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