溺愛しすぎじゃないですか?~御曹司の初恋~
三日の昼前に大輝が私を迎えにやって来た。
「明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。」
「おめでとうございます。こちらこそよろしくお願いします。さあ、堅苦しい挨拶はお終い。中に入って。」
お昼の準備をし皆でテーブルを囲む。
何だか変な感じ。
去年までは母と弟の三人で祝ってたのに、今年からは急に二人も増えた。
しかもその内の一人は新しいお父さんで、もう一人は彼氏って。
一くんの時は家に連れてこようとも思った事無かったな。
「李子?何考えてるの?」
「ん?今年は賑やかな年明けだなと思って。毎年三人で迎えてた正月に今年は二人も増えたから。」
「賑やかなのイヤ?」
「イヤじゃないよ。嬉しい。」
そう言いながら大輝にもたれかかると『そこ!こっそりとイチャつかない!』と達也に怒られた。
「悔しかったら達也も彼女呼べばいいのに。」
まさか彼女と別れたばかりとは知らなかった。
『大輝さん!こんなデリカシーの無い姉でいいんですか!』って半泣きで訴えかけてた。
達也、彼女の事すごく好きだったもんね・・・。
「ごめん、今回は姉ちゃんの口が悪かった。」
そんな私たちの様子を楽しそうにニコニコと笑顔で見ている母と内藤さん。
今年はいい年になりそうだ。
正月休みも終わり大輝もまた仕事が忙しくなってきた。
私も卒論の提出期限が迫り、毎日空いてる時間はパソコンと資料と睨めっこ状態。
母の名言?(一月は行く!二月は逃げる!三月は去る!)でものすごく早く過ぎるらしい。
本当にその通りだと今年は思う。
気がつけばもう一月末だもの!
ちなみに名言の続きがある、(四月は死ぬほど長い!)らしい。
新社会人になった途端、死ぬほど長い一か月はヤダなー。
二月十日が締め切りだった卒論も提出し終えた。
これで気がかり無くバレンタインの準備ができる。
バレンタインは平日の金曜日だけど早めに帰るって言ってくれた。
プレゼントは悩んだけど何がいいのかよく分からず、奈津に相談してセーターにした。
何もなければ翌日十五日にそれを着てデートに行きたいな。
十四日、夕方四時になって【トラブルで少し遅くなる。ごめんな。】と連絡が入った。
【今から会社出るから、もう少し待ってて。遅くなってごめん。】
八時を過ぎやっと大輝から帰りますコールが届いた。
大輝の会社から家まで約三十分、料理の仕上げにかかった。
料理をしていると後ろからふわりと抱きしめられた。
「大輝、おかえり。」
「ただいま。色々と用意してくれてるのに遅くなってごめんな。クリスマスだってまともにできなかったし。」
「んー、確かにイベントも大事だけど大輝と毎日一緒に入れる方が嬉しいから。ほら、着替えてきて。もうご飯出来るよ。」
『分かった』と頬にキスをし、着替えに寝室に行く大輝を見て付き合っているからイベント事も確かに二人でいたいと思う。
けど一緒に住んだからこそある、何気ないこの日常が好きだなと改めて思った。
「明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。」
「おめでとうございます。こちらこそよろしくお願いします。さあ、堅苦しい挨拶はお終い。中に入って。」
お昼の準備をし皆でテーブルを囲む。
何だか変な感じ。
去年までは母と弟の三人で祝ってたのに、今年からは急に二人も増えた。
しかもその内の一人は新しいお父さんで、もう一人は彼氏って。
一くんの時は家に連れてこようとも思った事無かったな。
「李子?何考えてるの?」
「ん?今年は賑やかな年明けだなと思って。毎年三人で迎えてた正月に今年は二人も増えたから。」
「賑やかなのイヤ?」
「イヤじゃないよ。嬉しい。」
そう言いながら大輝にもたれかかると『そこ!こっそりとイチャつかない!』と達也に怒られた。
「悔しかったら達也も彼女呼べばいいのに。」
まさか彼女と別れたばかりとは知らなかった。
『大輝さん!こんなデリカシーの無い姉でいいんですか!』って半泣きで訴えかけてた。
達也、彼女の事すごく好きだったもんね・・・。
「ごめん、今回は姉ちゃんの口が悪かった。」
そんな私たちの様子を楽しそうにニコニコと笑顔で見ている母と内藤さん。
今年はいい年になりそうだ。
正月休みも終わり大輝もまた仕事が忙しくなってきた。
私も卒論の提出期限が迫り、毎日空いてる時間はパソコンと資料と睨めっこ状態。
母の名言?(一月は行く!二月は逃げる!三月は去る!)でものすごく早く過ぎるらしい。
本当にその通りだと今年は思う。
気がつけばもう一月末だもの!
ちなみに名言の続きがある、(四月は死ぬほど長い!)らしい。
新社会人になった途端、死ぬほど長い一か月はヤダなー。
二月十日が締め切りだった卒論も提出し終えた。
これで気がかり無くバレンタインの準備ができる。
バレンタインは平日の金曜日だけど早めに帰るって言ってくれた。
プレゼントは悩んだけど何がいいのかよく分からず、奈津に相談してセーターにした。
何もなければ翌日十五日にそれを着てデートに行きたいな。
十四日、夕方四時になって【トラブルで少し遅くなる。ごめんな。】と連絡が入った。
【今から会社出るから、もう少し待ってて。遅くなってごめん。】
八時を過ぎやっと大輝から帰りますコールが届いた。
大輝の会社から家まで約三十分、料理の仕上げにかかった。
料理をしていると後ろからふわりと抱きしめられた。
「大輝、おかえり。」
「ただいま。色々と用意してくれてるのに遅くなってごめんな。クリスマスだってまともにできなかったし。」
「んー、確かにイベントも大事だけど大輝と毎日一緒に入れる方が嬉しいから。ほら、着替えてきて。もうご飯出来るよ。」
『分かった』と頬にキスをし、着替えに寝室に行く大輝を見て付き合っているからイベント事も確かに二人でいたいと思う。
けど一緒に住んだからこそある、何気ないこの日常が好きだなと改めて思った。