溺愛しすぎじゃないですか?~御曹司の初恋~
親父の電話を聞き、さすがに母親の方は焦りだした。
「真理ちゃん、今日は家に帰りましょうか。」
「ママなに言ってるの?五月お母さんが今日から住むように言われてるのに。」
うん、やっぱりいろんな意味でこの子凄いわー。
「ほう、家長の私が許しも出してないのに、ここに住む?可笑しなことを言うな。」
「あなた。真理ちゃんはうちの嫁になるんだから当然でしょ?」
「五月、この子は誰の嫁になるんだ?拓斗にも大輝にも相手は既にいるんだぞ?」
結局その後も連絡を受け飛んできた竹内さんが来るまで堂々巡りの話は続いた。
真理の母親は顔を青ざめさせ何とか娘を連れ帰ろうとしていた。
この人は二人と違って正気なんだろう。
ただ世間で言う御曹司の俺に娘が嫁げればラッキーぐらいの感覚だったんだろうと思う。
『妻と娘が大変ご迷惑をかけ申し訳ございません』と入ってきたナチュレの社長である竹内さんは平謝りだった。
最初に妻から俺との縁談を聞かされた時は、妻の交友関係が縁でうちとより繋がれるのは嬉しい事だと全て妻に任せていたらしい。
娘の方も最近では『大輝さんにご飯作りに行ってくるね』と喜んで出かけていたので、お付き合いがうまく行っていると思っていたと。
まさかこのような事態になっているとは思ってもいなかったと。
父親の登場でも現実を全く受け入れない娘には病院で治療を受けさせる、俺にはもう会いに行かせない事を約束し母娘を連れて帰って行った。
母娘が片付けば次は母さんだ。
親父は母さんも来週早々に病院に連れて行くと言った。
知り合いに聞き、母さんに合いそうないい病院を紹介してもらって、すでに相談にのってもらっていたらしい。入院もいつでもできる態勢になっていると言う。
「俺のせいでもあるんだよな・・・。落ちついたら見舞いに行ってもいいのかな。」
「ああ。俺もこまめに顔を出すようにするよ。でも大輝、今回はお前だけのせいでもない。もちろん俺も悪い所があった。だから思い詰めるなよ。お前は李子ちゃんを幸せにする事を一番に考えろ。」
「ありがとう。」
部屋に戻った俺は直ぐに内藤さんに電話をかけた。
今うちで起こっていた事を全て伝え、まだ正気ではない母は病院で治療する事になったと伝えた。
話を聞き終わり『わかった。』と一言、またこちらから連絡すると言われ電話を切った。
「真理ちゃん、今日は家に帰りましょうか。」
「ママなに言ってるの?五月お母さんが今日から住むように言われてるのに。」
うん、やっぱりいろんな意味でこの子凄いわー。
「ほう、家長の私が許しも出してないのに、ここに住む?可笑しなことを言うな。」
「あなた。真理ちゃんはうちの嫁になるんだから当然でしょ?」
「五月、この子は誰の嫁になるんだ?拓斗にも大輝にも相手は既にいるんだぞ?」
結局その後も連絡を受け飛んできた竹内さんが来るまで堂々巡りの話は続いた。
真理の母親は顔を青ざめさせ何とか娘を連れ帰ろうとしていた。
この人は二人と違って正気なんだろう。
ただ世間で言う御曹司の俺に娘が嫁げればラッキーぐらいの感覚だったんだろうと思う。
『妻と娘が大変ご迷惑をかけ申し訳ございません』と入ってきたナチュレの社長である竹内さんは平謝りだった。
最初に妻から俺との縁談を聞かされた時は、妻の交友関係が縁でうちとより繋がれるのは嬉しい事だと全て妻に任せていたらしい。
娘の方も最近では『大輝さんにご飯作りに行ってくるね』と喜んで出かけていたので、お付き合いがうまく行っていると思っていたと。
まさかこのような事態になっているとは思ってもいなかったと。
父親の登場でも現実を全く受け入れない娘には病院で治療を受けさせる、俺にはもう会いに行かせない事を約束し母娘を連れて帰って行った。
母娘が片付けば次は母さんだ。
親父は母さんも来週早々に病院に連れて行くと言った。
知り合いに聞き、母さんに合いそうないい病院を紹介してもらって、すでに相談にのってもらっていたらしい。入院もいつでもできる態勢になっていると言う。
「俺のせいでもあるんだよな・・・。落ちついたら見舞いに行ってもいいのかな。」
「ああ。俺もこまめに顔を出すようにするよ。でも大輝、今回はお前だけのせいでもない。もちろん俺も悪い所があった。だから思い詰めるなよ。お前は李子ちゃんを幸せにする事を一番に考えろ。」
「ありがとう。」
部屋に戻った俺は直ぐに内藤さんに電話をかけた。
今うちで起こっていた事を全て伝え、まだ正気ではない母は病院で治療する事になったと伝えた。
話を聞き終わり『わかった。』と一言、またこちらから連絡すると言われ電話を切った。