溺愛しすぎじゃないですか?~御曹司の初恋~
週末の土曜日、お昼ご飯を終えるとポツリポツリと大輝が話を始めた。
「俺の事、と言うか俺の家の事か今回の件についてかどっちから聞きたい?」
今回の事で大輝の実家が一般家庭でない事は何となくわかった。
たぶん今回の件もその家の事が絡んでいるのだろう。だったら・・・。
「家の事から・・・。」
黙って一度頷くと話始めた大輝。
「李子も薄々気づいてるよな?俺の家が普通と言うか一般的じゃない事。俺の家は俺が勤めているSUNグループなんだ。親父がCEO、じいさんが会長、兄貴が今は副社長をしてる。」
私は自分が予想をしていたよりも大きな会社である事に驚き何も返事が出来なかった。
「今は大学を卒業してからは二年毎に部署を変え勉強してる最中だけど、いずれは経営側に回って兄貴を支える事になる。・・・別に隠してたわけじゃないんだ。」
「わかってる。私も一緒に住むことになって初めて、ちょっといい所の子なのかな?って思ったけど、自分の想像よりも上かもって思ったのは今回の事があってからだし。でもまだその上の世界だって分かってビックリはしたけど・・・。でも大輝は大輝だし、大輝が別の人を選んで離れ・」
「そんな事、あるわけないだろ!俺は李子の事を大学の時からずっと・・・。」
「うん、ありがと。ごめんね。ただ大輝の家がどんなでも傍にいれるならずっと傍にいるって言いたかっただけなの。言葉間違えちゃったかな・・・。」
立ち上がり私の手を引きソファーまできた大輝は腰を下ろし膝の上に私を乗せ抱きしめた。
「大輝、重いよ。」
「重くない。てか、重く感じた方が李子がいるって感じられるから嬉しい。」
「もう、後で足がしびれたって言っても知らないからね。」
二人、額を合わせほほ笑んだ。
そして今回の大輝の母親が勝手に婚約者を連れてきた事についても詳しく教えてくれた。
まさか内藤さんが同棲する前から大輝に釘をさしていたのには驚いた。
そして仕事についてもSANグループはもとより内藤さんまで断りを入れるなんて・・・。
自業自得の事とは言えナチュレ食品は今後大丈夫なのかと心配になった。
「これで李子に話してない事は全部かな。」
「そっか。話してくれてありがとう。・・・・・・、大輝?本当に私でいいの?」
「いいに決まってるだろ。親父やじいさんも李子の事を気に入ってくれてるし、それに親父たち今回の事で内藤さんと身内・・・。」
そこまで言ってやめた大輝は私を膝からおろし横に座らせ向き合い手を握ってきた。
「李子、これから先は嬉しくて泣かす事はあっても今回みたいに悲しみで泣かすことはしないと誓う。・・・俺と結婚して下さい。」
「俺の事、と言うか俺の家の事か今回の件についてかどっちから聞きたい?」
今回の事で大輝の実家が一般家庭でない事は何となくわかった。
たぶん今回の件もその家の事が絡んでいるのだろう。だったら・・・。
「家の事から・・・。」
黙って一度頷くと話始めた大輝。
「李子も薄々気づいてるよな?俺の家が普通と言うか一般的じゃない事。俺の家は俺が勤めているSUNグループなんだ。親父がCEO、じいさんが会長、兄貴が今は副社長をしてる。」
私は自分が予想をしていたよりも大きな会社である事に驚き何も返事が出来なかった。
「今は大学を卒業してからは二年毎に部署を変え勉強してる最中だけど、いずれは経営側に回って兄貴を支える事になる。・・・別に隠してたわけじゃないんだ。」
「わかってる。私も一緒に住むことになって初めて、ちょっといい所の子なのかな?って思ったけど、自分の想像よりも上かもって思ったのは今回の事があってからだし。でもまだその上の世界だって分かってビックリはしたけど・・・。でも大輝は大輝だし、大輝が別の人を選んで離れ・」
「そんな事、あるわけないだろ!俺は李子の事を大学の時からずっと・・・。」
「うん、ありがと。ごめんね。ただ大輝の家がどんなでも傍にいれるならずっと傍にいるって言いたかっただけなの。言葉間違えちゃったかな・・・。」
立ち上がり私の手を引きソファーまできた大輝は腰を下ろし膝の上に私を乗せ抱きしめた。
「大輝、重いよ。」
「重くない。てか、重く感じた方が李子がいるって感じられるから嬉しい。」
「もう、後で足がしびれたって言っても知らないからね。」
二人、額を合わせほほ笑んだ。
そして今回の大輝の母親が勝手に婚約者を連れてきた事についても詳しく教えてくれた。
まさか内藤さんが同棲する前から大輝に釘をさしていたのには驚いた。
そして仕事についてもSANグループはもとより内藤さんまで断りを入れるなんて・・・。
自業自得の事とは言えナチュレ食品は今後大丈夫なのかと心配になった。
「これで李子に話してない事は全部かな。」
「そっか。話してくれてありがとう。・・・・・・、大輝?本当に私でいいの?」
「いいに決まってるだろ。親父やじいさんも李子の事を気に入ってくれてるし、それに親父たち今回の事で内藤さんと身内・・・。」
そこまで言ってやめた大輝は私を膝からおろし横に座らせ向き合い手を握ってきた。
「李子、これから先は嬉しくて泣かす事はあっても今回みたいに悲しみで泣かすことはしないと誓う。・・・俺と結婚して下さい。」