記憶の中の彼女
〜◦〜◦〜◦〜◦〜◦〜◦〜

「ん?

あぁ、朝か」

窓から入る日差しで目が覚めた

朝ごはんを食べようとテーブルに

向ったところで気づく

そうだ、真那はもういないんだ

いつも当たり前のように準備された

朝ごはんがなくてそれだけでなんだか

胸が、キュと握りつぶされたように

苦しくなり無性に泣きたくなる

近くのコンビニに行ってお弁当を買ったが

一口食べたところで吐き気がこみ上げて

真那のご飯しか食べたくないそう思い

結局買った弁当は一口しか食べられなかった




そして、今日もボーとしているうちに

あっという間に夜になり

また真那のパジャマを抱きしめ

夜を明かした
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