母を想えば


「「「「「・・・?」」」」」


・・・・?・・・げっ!!?



「おはようございます。
遅くなってすみま・・

あれ?なんでサルがいるの?」


よりにもよってこのタイミング!?


県警軍団と俺達の間で一触即発の雰囲気が流れそうになったその時、

再び会議室の扉が開けられて入ってきた・・


「サ・・サル・・だと?
サル・・・サル・・・・?」


来て1秒で、面と向かって猿渡警部に“サル”をぶっ込んじゃう・・



「さ・・・真田ぁ!!!
誰に向かって口聞いとるんだお前!!」


「お~~~。たかが所轄の俺の名前を覚えてくれてるなんて、

さすがサルは知能が高いですね。」



お猿さんのように真っ赤に顔を紅潮させたサルが指さして怒鳴る先、


ヨレヨレのスーツに、相変わらずの寝ぐせ頭をつけた【相棒】が、

ついに帰ってきてくれた。






第2話 完











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