母を想えば


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「この度はとんだことで・・
ご愁傷様です・・。」


「・・・はい・・・。」


「あの・・失礼ですが遺書って・・?」


「ありませんでした・・。」


「もしハヤトが仕事の事で悩んでたとしたら、それは全て俺の責任です。

賠償も含めて会社として責任を負います。」


「・・・いいえ・・・。

ハヤトも私も・・
大崎社長には感謝しかありません・・。

前の会社をリストラされて、

路頭に迷いかけた私達を救ってくれたのは大崎社長ですから・・。」


「・・・・・・・・・。」


「いつも汗まみれで帰ってきて、

最初はうまくいかずに怒鳴られてばっかりって落ち込んでましたけど・・

でもすごく楽しそうに仕事の話をしてくれました・・。

すごく・・充実した顔でいつも大崎社長へ感謝してました・・。」



「だったら・・何を苦悩してたんだよハヤト・・。」


「・・・・・・・・・・・・・。」


「やっぱり・・灰原のこと気にしてたのか・・?」

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