母を想えば


「失礼しますぅ~。」


「あぁママさん。お久しぶり。」


「いつもありがとうございますぅ。
・・杉内様、今よろしかったでしょうか?」


『はい。大丈夫ですよ。』


「新しいキャストをご紹介しますねぇ~。」



『・・・・・?』


「・・・初めまして・・・・
・・・・トモです・・・・。」


『どうも。』


「おぉこれはまたお綺麗な方だ。

ムハハ、この店は六本木にも負けない粒揃いだな。

君が東京へ行ったら、
私が代わりに名古屋を仕切ろうか?」


『勘弁してくださいよ。先生には100歳までしっかり働いて頂きますから。』


「ムハハ。」




『私はいいから、先生のお側へ。』


「・・・・・・はい・・・・・。」






















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