穢れ払い
そのコンテストにユマも参加することになり、張り切っていたのだ。


「仕方ないよ」


思い悩むような声色でユマが言う。


それほど強くボールが当たったんだろうか?


不安が徐々に膨らんでいく。


「それなら、鞄を持ってくるから」


「それも明日でいい」


ユマはヨロヨロと1人で歩き出す。


俺は慌ててユマの体を支えた。
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