183日のお見合い結婚~御曹司は新妻への溺甘な欲情を抑えない~
快感が突き抜けた真衣の頭は真っ白になり、体を小刻みに震わせた。
ぼんやりとした意識の中、ニヤリとした笑みを真上に見て、意地悪な声を聞く。
「それ以上されたら私……の続きは? 苦情ならいくらでも言っていいぞ。だが、俺から逃げるのは許さない。好きなんだろ? 俺の妻なら、文句を言っても俺を受け入れろ」
まだ頭ははっきりとしていないが、随分と俺様なことを言う彼に、真衣はフッと笑った。
「ほんと性悪。でも、そんなところも愛してる……」
口から漏れた真衣の本音に、柊哉の不敵な笑みが崩れた。
くしゃりと泣きそうに顔をしかめて、震える声で呟く。
「初めて思った。生まれてきてよかったと……」
「柊哉……んっ」
顔を見られまいとするかのように、柊哉が妻の唇を塞ぐ。
愛情と幸せを感じさせるキスは、夫の喜びの涙の味がした。
【完】
お読みくださいました皆様、誠にありがとうございました!
次作は二、三ヶ月後。公開しましたらファンメールにてお知らせさせてもらいます。
今後の私の作品もどうぞよろしくお願いします。
ぼんやりとした意識の中、ニヤリとした笑みを真上に見て、意地悪な声を聞く。
「それ以上されたら私……の続きは? 苦情ならいくらでも言っていいぞ。だが、俺から逃げるのは許さない。好きなんだろ? 俺の妻なら、文句を言っても俺を受け入れろ」
まだ頭ははっきりとしていないが、随分と俺様なことを言う彼に、真衣はフッと笑った。
「ほんと性悪。でも、そんなところも愛してる……」
口から漏れた真衣の本音に、柊哉の不敵な笑みが崩れた。
くしゃりと泣きそうに顔をしかめて、震える声で呟く。
「初めて思った。生まれてきてよかったと……」
「柊哉……んっ」
顔を見られまいとするかのように、柊哉が妻の唇を塞ぐ。
愛情と幸せを感じさせるキスは、夫の喜びの涙の味がした。
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