大切な人達よ
二人でちょっとだけ笑っていたら


「ねぇ、春と伊吹、アンタら聞いてんの?」

梓っちにギロッと睨まれて二人して縮こまる。


「わかったよ~、ちゃんと聞くから~」

「そうよ~、ちょっと落ち着こうじゃないの~」


「アンタらがそうさせてるんでしょうが!!」

「「シュミマセン、、」」

「うわっ、きもっ、伊吹きもっ、」


ウゲェ~と言いながら恭哉が伊吹をみる。

うわ~、
一番うるさい恭哉まで出てきちゃった~。


「ねぇ、静かにして欲しいんだけど駄目かしら?」
ヒイィッ澪華怖い、バックに鬼が...


ブルブルと四人で抱き合いながら澪華を見ていると「そこまでじゃ、話の続きをするぞい、」

ふぅ~、助かった~!


「すみません理事長、
途中から皆聞かなくなったので最初から
話してもらってもいいでしょうか。」


僕らの事をまだ睨みながら澪華が言う。

本当に澪華怒らせると怖いな~。


「うむ、わかったわい。」

そう言って理事長が内容を最初から話す。
「この町に5つの学校があるのは知っておるな?」

「ええ、知ってますよ、」


そう、理事長が買った町は、結構範囲が広くて、5つも新しく高校を作ったんだよ~!


南の方にあるのが僕達とあまり仲が良くない紅高校で、北の方にあるのが澪華が行く桜坂高校。

東の方にあるのが僕達と仲がいい薔薇高校、西の方にあるのが僕達と紅高校の中立を保っている椿高校、


そして、最後が僕達が通う華ノ宮高等学校で、中央にあるんだ~!


後ね、それぞれの場所の治安を守るのもそれぞれの場所に位置されてる高校の役目なんだよ~!


まぁ、僕達が一番治安も良いし喧嘩も僕らの方が強いから前は喧嘩とか売ってくる馬鹿は居なかったのに最近は紅高校が華ノ宮高等学校の生徒を襲ってるから澪華が桜坂高校に調査しに行くんだもんな~。


でも紅高校のせいで澪華が離れるんだから全面戦争になったら容赦なく叩き潰しちゃうけどね!
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