大切な人達よ
「もし澪華が華ノ宮高等学校の生徒会長と桜坂高校にバレたときはその5つの高校全部巻き込む可能性だって有り得るんじゃ、澪華分かってるとは思うが」


もし澪華が華ノ宮高の生徒会長だってバレたら生徒会長から潰そうって考えてる輩もいるからね~


トップを潰しちゃえば此方のもんだ!なんて馬鹿な考えをしてる人も少なからず桜坂高校にいるかも知れないし!


あ~もう何か超心配になってきたよ~!

何でさっき行かせるって言っちゃったんだろ~!


「わかってます、絶対に桜坂高校の人にはバレないようにします。」

「うむ、その言葉が聞けて安心したぞい、後の~。」


うわっ、何か嫌な予感がしてきたよ!


他の皆もそう思ったのか真剣に話を聞こうと理事長の言葉を待ってるし~!


そして、理事長が言ったのは僕らを混乱させる言葉だった。

ゴホンッと一つ咳払いした理事長と気まずそうに僕らから目をそらす理事長の秘書さんそんなに嫌なことなのかな?

と首をかしげた僕らに秘書さんが土下座する勢いで謝ってくる。


それを見た理事長は覚悟を決めたのか笑顔で、澪華が桜坂高校に転校する期間じゃが、と口にする。


あ!そういえばこれ結構大事なことだよね!


まぁ、すぐに帰ってくると思うけど~と思った僕の心が読めたのか理事長はニヤリと僕に視線を向け、


「一年ぐらいでいいと思うのじゃが、」


と、僕らに三度目の爆弾発言を告げた
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