大切な人達よ
副生徒会長補佐

恭哉side

パタンッと閉まった扉を見ながら


“澪華転校の話”と春を怒ってる理事長と澪華の精神的苦痛と言う名の説教を見てあの二人は下手に怒らせない方がいいと言う言葉心に刻んだ俺は


チラッと見るからにすげぇ落ち込んでる梓を見てこんな落ち込むんだったら言わなければよかったんじゃねぇか?


と思う反面、親友のために自分が後で後悔すると分かっていても心を鬼にして言える梓の事を愛らしく、、ウウンッ


まぁなんだ、優しいやつだなと思う


未だに落ち込んでる梓の所へ行って、

「おい梓、さっきの事気にしてるんだったら澪華に謝ればいいじゃねぇか?」


でも梓は暗い顔で首を振りながら

「もうだめ、絶対嫌われた、」


そんなマイナス発言をブツブツ言っている梓に

ムカついた俺は

「男なら素直に謝って殴れてこい!」


「ちょっと待って、私女だから!殴られたくないから!澪華そんな子じゃないから!」

でもさっき頷きそうになってたじゃねぇか
それとこれとは話が違うの!と怒る梓を見ながらもう


一人落ち込んでるであろう鬼ババア、、間違えた澪華の方へ行く


こっちもかなり重症らしく

「どうしたらいいのかしら、私梓に嫌われたのよね。作り笑いとか辞めた方がいいのかしらでも、、」


「ブフォッ」


全く同じ内容過ぎて吹いた俺に氷のような視線を向ける澪華

いや、俺Mじゃねえから普通にこえぇよ、


なに笑ってるのかしら?と黒い笑顔を見た俺は

即座に伊吹のうしろに避難した、、が、


「何~?遂にそっち系になっちゃったの~?」

伊吹の意味不明な言葉になんのことだよと思う。


「大丈夫、梓にはナイショにしておこうじゃねぇの~。」

だからなんのことだよ!

と言おうとしたがまたしょうもないことだと察知した。

俺は春の後ろに隠れた
が、それも間違いだったんだ、


俺が後ろに隠れた瞬間、春はうざったそうな顔で


ボソッと、「何~?俺の後ろに隠れるのは、可愛い澪華だけなんだけど~?て言うか怯えててもキモいだけだから早く退いてよ~!後、、、」


誰の許可を得て澪華に構ってもらってるのさ?


こえぇ、すげぇこえぇ!
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