大切な人達よ
「恭哉、私だってデートは楽しみに決まってるでしょ」


すると恭哉は戸惑った顔で
「じゃあ何で早く来ないんだよ!」
と言ってきた


「あのねー、私だって女だし好きな人の前では可愛くいたいに決まってるでしょ。
そのためには女子は時間がかかるのよ。」


すると今度は恭哉は照れたように頬をポリポリかいて「そうかよ、悪かったな」と言った


そんな恭哉に追い討ちをかけるように恭哉の耳元で

「そもそも好きじゃない人とのデートなんて私当日にすっぽかしちゃうわよ。」


そういうと恭哉は顔を真っ赤にして私に抱きついてきた。


それを見ていた生徒会のメンバーの1人が

「おいおい、独り身の俺らの前でイチャつく
なんてひでぇじゃないの~」
と冷やかしてきて、


それにもう1人の奴も「そうだよ~、僕らにそんなの見せないでよ~悲しくなっちゃうじゃん!」と泣きそうな顔で言ってくる。


正直面倒くさいわ。


そしてもう1人は「スヤスヤ、」


寝ている、、、んっ?寝てる!?
さっきからうるさいこの二匹と自由気ままな猫一匹はこんな奴らでも生徒会の人。


最初に喋った独り身の奴は歩く“ヘンタイ”と呼ばれたりもする”柊 伊吹“

私が出会ってきた中でも一番の変態野郎なの


でもまぁ、恭哉に劣らず超絶イケメンで、
制服の着崩しのせいで色気も半端ない、流し目もヤバイし、たまにホントに高校生なのかしらと思うレベルの大人っぽさ。


そして二番目に話しかけてきた一人称が“僕”の
可愛い系男子は私と同じぐらいの身長に”美少年“と

呼ぶに相応しいワンコ系男子。
名前は“篠原 春”


甘いお菓子に目がなくてお菓子を見せたらキラキラした目で見てくるから、何回も自分のお菓子をあげちゃったわ。

だって幻想だけど尻尾をフリフリしてる犬にみえちゃうんだもの、しょうがないわよね。
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