捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
「なんで指を引っ張るの」
「触っていたいから、以外に理由はないな」
「……鳴みたい」
「逆だろう。鳴が俺に似ているんだ」
「それはそうだけど……」
今度は手のひらをもちもちと指でつままれる。これは最近の涼さんのお気に入りで、リビングにいるときだろうと気にせずしてくる。そのせいで鳴も真似をするようになってしまった。
(これ、たぶん甘えてるんだろうな……)
会社の人間には驚かれるだろうけれど、涼さんは結構甘えたがりである。三年前もふたりでいるときはよくこうしてくっついてきていた。
「触っていたいから、以外に理由はないな」
「……鳴みたい」
「逆だろう。鳴が俺に似ているんだ」
「それはそうだけど……」
今度は手のひらをもちもちと指でつままれる。これは最近の涼さんのお気に入りで、リビングにいるときだろうと気にせずしてくる。そのせいで鳴も真似をするようになってしまった。
(これ、たぶん甘えてるんだろうな……)
会社の人間には驚かれるだろうけれど、涼さんは結構甘えたがりである。三年前もふたりでいるときはよくこうしてくっついてきていた。