捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
裏切りの真実
次の日、私は芽衣子に鳴を預けて涼さんの車に乗り込んだ。
ほんの少し線は感じたけれど、ひとまず私を信じてくれることにしたらしい。
「もうひとりと言うから、あいつかと思った」
「芽衣子がこんなことをするわけないでしょ」
「俺にはわからないことだからな。お前の友人であって、俺の友人ではない」
「……まあ、でも芽衣子も知ってるのはたしかだね」
「だったら、もうふたりじゃないのか」
「細かいことはいいの」
ふん、と涼さんが鼻を鳴らした。
そしてナビを操作しながら私の方を向く。
「で、どこへ行けばいいんだ」
「……私の実家」
「……は?」
驚いたように目を丸くするのを見て、久しぶりにこの顔を見たと思ってしまった。
ほんの少し線は感じたけれど、ひとまず私を信じてくれることにしたらしい。
「もうひとりと言うから、あいつかと思った」
「芽衣子がこんなことをするわけないでしょ」
「俺にはわからないことだからな。お前の友人であって、俺の友人ではない」
「……まあ、でも芽衣子も知ってるのはたしかだね」
「だったら、もうふたりじゃないのか」
「細かいことはいいの」
ふん、と涼さんが鼻を鳴らした。
そしてナビを操作しながら私の方を向く。
「で、どこへ行けばいいんだ」
「……私の実家」
「……は?」
驚いたように目を丸くするのを見て、久しぶりにこの顔を見たと思ってしまった。