捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
そんなふたりは、最近今までにも増して仲がよくなっている。私に隠し事をするほどに。
「鳴、来い」
「あーい」
今日もまた、仕事帰りの涼さんは鳴を部屋に連れて行った。それを目で追いながら、リビングにぽつんとひとり残されておもしろくない気持ちになる。
(……もう)
私も向かえば、ふたりがかりで追い出される。なにをしたのかと聞けば、鳴は自分の口を手で塞いで首を横に振るし、涼さんも教えてくれない。それどころかいつも通り溶けそうなほど甘いキスで誤魔化す始末だった。
これが数日程度ならまだいい。でももうひと月近く続いている。いったいなにをそんなに仲間外れにすることがあるのか、毎日もやもやしていた。
「鳴、来い」
「あーい」
今日もまた、仕事帰りの涼さんは鳴を部屋に連れて行った。それを目で追いながら、リビングにぽつんとひとり残されておもしろくない気持ちになる。
(……もう)
私も向かえば、ふたりがかりで追い出される。なにをしたのかと聞けば、鳴は自分の口を手で塞いで首を横に振るし、涼さんも教えてくれない。それどころかいつも通り溶けそうなほど甘いキスで誤魔化す始末だった。
これが数日程度ならまだいい。でももうひと月近く続いている。いったいなにをそんなに仲間外れにすることがあるのか、毎日もやもやしていた。