捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
そんな日々が続いたある日、今日こそ問い詰めてやろうと思ったのに珍しく芽衣子から残業を頼まれてしまう。
「ほんっとにごめん……! 私だけじゃ事務作業が終わらなくて!」
「別にいいけどね。芽衣子こそ大丈夫なの? あんまり私がここにいたら、長谷さんといちゃいちゃできないでしょ」
一度会わせてもらった長谷さんは、今は芽衣子の恋人から婚約者にレベルアップしている。結婚するときは盛大にお祝いしようと涼さんに言ったけれど、芽衣子と聞いてもぴんとこなかったようだった。いつかまた引っぱたかれる羽目になるんじゃないかとハラハラしているのは私だけの秘密である。
「私はいいの。どうせ翠が帰ったらいくらでもいちゃいちゃできるし」
「はいはい、ごちそうさま」
「ほんっとにごめん……! 私だけじゃ事務作業が終わらなくて!」
「別にいいけどね。芽衣子こそ大丈夫なの? あんまり私がここにいたら、長谷さんといちゃいちゃできないでしょ」
一度会わせてもらった長谷さんは、今は芽衣子の恋人から婚約者にレベルアップしている。結婚するときは盛大にお祝いしようと涼さんに言ったけれど、芽衣子と聞いてもぴんとこなかったようだった。いつかまた引っぱたかれる羽目になるんじゃないかとハラハラしているのは私だけの秘密である。
「私はいいの。どうせ翠が帰ったらいくらでもいちゃいちゃできるし」
「はいはい、ごちそうさま」