捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
「これって、ほかの結婚指輪とは違うの?」
ペンダントは趣味で見ていても、縁のない結婚指輪は確認していなかった。だからすでに存在している指輪を渡されたのだと思っていたけれど。
「他人と同じものを渡せるか。指輪もペンダントもわざわざ父に頼んで作ったものだ。うちの技術を惜しみなく使わせて」
「お父さん……?」
「俺に社長業を押し付けて、本業のデザイナー職に励んでいる変わり者の男だ。先日出たシリーズのデザインも父のものだな」
「嘘……!?」
ペンダントは趣味で見ていても、縁のない結婚指輪は確認していなかった。だからすでに存在している指輪を渡されたのだと思っていたけれど。
「他人と同じものを渡せるか。指輪もペンダントもわざわざ父に頼んで作ったものだ。うちの技術を惜しみなく使わせて」
「お父さん……?」
「俺に社長業を押し付けて、本業のデザイナー職に励んでいる変わり者の男だ。先日出たシリーズのデザインも父のものだな」
「嘘……!?」