捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
 ふたり一緒に笑って、どちらからともなく唇を重ねる。交わした吐息が溶け合って、お互いのぬくもりがひとつになっていった。

 これから涼さんは私と鳴を今以上に幸せにしてくれるだろう。それができない人ではないし、言ったからには必ず成し遂げる人だ。

 私はそんな涼さんを支えながら、抱えきれない愛情を受け止めればいい。

 どんな期待をしても、もう裏切られることはないのだから――。
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