捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
短編:ふたりでお留守番
よく晴れた休日、てっきり家族三人で過ごすのかと思いきや、翠は今日友人と出掛けるらしかった。
「鳴、ちゃんとパパとお留守番しててね」
「なるくんもめいちゃんとあそぶー!」
「遊ぶんじゃなくて、お仕事なの。また今度ね」
「やー!」
鳴が大騒ぎしながら翠の足にまとわりつく。甘えたい盛りなのか、もともとそういう性格なのかわからないが、そういう行為をしても翠に避けられないのは正直ずるいと思っていた。
「鳴」
呼びかけてから鳴のことを後ろから抱き上げる。じたばたもがかれるが気にしない。鳴はいつだって翠以外の人間に抱かれるとこうなるのだから。
「パパきらいー」
「鳴、ちゃんとパパとお留守番しててね」
「なるくんもめいちゃんとあそぶー!」
「遊ぶんじゃなくて、お仕事なの。また今度ね」
「やー!」
鳴が大騒ぎしながら翠の足にまとわりつく。甘えたい盛りなのか、もともとそういう性格なのかわからないが、そういう行為をしても翠に避けられないのは正直ずるいと思っていた。
「鳴」
呼びかけてから鳴のことを後ろから抱き上げる。じたばたもがかれるが気にしない。鳴はいつだって翠以外の人間に抱かれるとこうなるのだから。
「パパきらいー」