捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
元気に言うと鳴はソファに思い切り飛び乗った。ソファベッドにもなるというだけの機能性で購入したものだが、柔らかな材質と心地いい座り心地は翠と鳴に気に入られている。たまにふたりがここで昼寝をしているのを見るのは気分がいい。
「パパ、トランプしよ」
「かくれんぼじゃなかったのか」
テーブルに置いてあったトランプを手に取ると、鳴は危なっかしい手つきでカードを切り始めた。
鳴の興味は移りやすい。多くの物事に興味を持てない俺と違って、なにもかもが楽しいようだった。最近は翠に教えてもらったトランプが特にお気に入りらしく、隙あらばこうして勝負を仕掛けてこようとする。
「しちならべと、ごならべと、どっちがすき?」
「どっちも同じだ」
「じゃあ、しちならべね!」
「パパ、トランプしよ」
「かくれんぼじゃなかったのか」
テーブルに置いてあったトランプを手に取ると、鳴は危なっかしい手つきでカードを切り始めた。
鳴の興味は移りやすい。多くの物事に興味を持てない俺と違って、なにもかもが楽しいようだった。最近は翠に教えてもらったトランプが特にお気に入りらしく、隙あらばこうして勝負を仕掛けてこようとする。
「しちならべと、ごならべと、どっちがすき?」
「どっちも同じだ」
「じゃあ、しちならべね!」