捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
テーブルの上に鳴が七のカードを並べていく。なぜ四枚とも鳴の手元にあるのかは考えない。七並べをするときはいつだって鳴がすべての七を支配しているのだ。
「なるくんがかったら、ただいまのちゅーはなるくんがするの」
「……なに?」
「ママ、いってたでしょ。ただいまのちゅーしてねって。なるくんがするの」
「あれは俺に言ったんだ」
「なるくんがするからね」
もはや勝負関係なく鳴がすることになっている。こういう押しの強さはいったいどちらに似たのか、俺は翠だと思うが翠は俺だと思っているようだ。
「俺が勝ったら鳴はできないだろう」
「そしたら、パパにちゅーする」
「……どちらにせよ、お前がするのは変わらないんだな」
「だめ?」
「いや、好きにしろ」
「なるくんがかったら、ただいまのちゅーはなるくんがするの」
「……なに?」
「ママ、いってたでしょ。ただいまのちゅーしてねって。なるくんがするの」
「あれは俺に言ったんだ」
「なるくんがするからね」
もはや勝負関係なく鳴がすることになっている。こういう押しの強さはいったいどちらに似たのか、俺は翠だと思うが翠は俺だと思っているようだ。
「俺が勝ったら鳴はできないだろう」
「そしたら、パパにちゅーする」
「……どちらにせよ、お前がするのは変わらないんだな」
「だめ?」
「いや、好きにしろ」