捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
親子仲は悪くないのに、私が間に入るとふたりはほんのり険悪になる。微笑ましいけれど、母親であり妻である私としてはどちらの味方をすればいいのかわからない。
そんなことを考えて笑ってしまった。
「鳴といるときはパパに内緒にしようね、って言うのに、涼さんといるときは鳴に内緒ねって言うなんて、なんだか変な話。私ばっかり秘密が増えていくじゃない」
「安心しろ。鳴は秘密にできていないから」
「そうなの?」
「自慢したいのかなんなのかは知らないが、よく報告に来る」
「やっぱり涼さんと鳴って、仲がいいのか悪いのかわからないね」
「俺は鳴に言わない。……言えないようなことだからな」
「……ん」
キスが唇をかすめていく。またすぐに深まって、会話が途切れてしまう、
そんなことを考えて笑ってしまった。
「鳴といるときはパパに内緒にしようね、って言うのに、涼さんといるときは鳴に内緒ねって言うなんて、なんだか変な話。私ばっかり秘密が増えていくじゃない」
「安心しろ。鳴は秘密にできていないから」
「そうなの?」
「自慢したいのかなんなのかは知らないが、よく報告に来る」
「やっぱり涼さんと鳴って、仲がいいのか悪いのかわからないね」
「俺は鳴に言わない。……言えないようなことだからな」
「……ん」
キスが唇をかすめていく。またすぐに深まって、会話が途切れてしまう、