捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
短編:なにもない日
休日の昼下がり。お昼寝した鳴をベッドに連れて行ってからリビングへ戻ると、私の座っていた場所に涼さんが足を伸ばしていた。
(さっきまで普通に座ってたくせに)
しかも、なにか言いたげにこちらを見てくる。だからといってなにも言わないあたりが涼さんのちょっと面倒なところだった。
「そういうの、察してちゃんって言うんだからね」
文句を言ってから、あえて涼さんの足の上に座った。わけのわからないことをするなら、私も嫌がらせで返してやろうと思ったからだ。
でも、涼さんには通用しない。上に乗せられたまま引き寄せられ、お腹の上に手を回される。まるでぬいぐるみのような扱いだった。
「なに?」
「予想通りの行動でおもしろいな」
「え?」
(さっきまで普通に座ってたくせに)
しかも、なにか言いたげにこちらを見てくる。だからといってなにも言わないあたりが涼さんのちょっと面倒なところだった。
「そういうの、察してちゃんって言うんだからね」
文句を言ってから、あえて涼さんの足の上に座った。わけのわからないことをするなら、私も嫌がらせで返してやろうと思ったからだ。
でも、涼さんには通用しない。上に乗せられたまま引き寄せられ、お腹の上に手を回される。まるでぬいぐるみのような扱いだった。
「なに?」
「予想通りの行動でおもしろいな」
「え?」