捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
「私は結婚反対。お金のことがあったとしても。……でも、最終的に決めるのは翠だからね。自分が一番納得いく道を選べばいいと思うよ」
「……うん」
残っていた紅茶を飲み終えると、そこに目を擦りながら鳴が現れた。
「なるくん、おはようなの」
とことこ近付いてきた鳴を抱き上げ、膝に乗せる。
「おはよう、鳴。お熱はもう大丈夫そうだね」
「ママいるもん」
甘えたように言うと、鳴はぺったり私にくっついてくる。その背中を撫でると、うれしそうにくすくす笑う声が聞こえた。
「さて、鳴くんも起きたし洗濯機回してくる」
「あ、うん。ありがとう」
芽衣子が部屋を出て行ったあともあやしていると、不意に鳴が顔を上げた。
「どうしたの?」
「……うん」
残っていた紅茶を飲み終えると、そこに目を擦りながら鳴が現れた。
「なるくん、おはようなの」
とことこ近付いてきた鳴を抱き上げ、膝に乗せる。
「おはよう、鳴。お熱はもう大丈夫そうだね」
「ママいるもん」
甘えたように言うと、鳴はぺったり私にくっついてくる。その背中を撫でると、うれしそうにくすくす笑う声が聞こえた。
「さて、鳴くんも起きたし洗濯機回してくる」
「あ、うん。ありがとう」
芽衣子が部屋を出て行ったあともあやしていると、不意に鳴が顔を上げた。
「どうしたの?」