君と運命
なんで

悠がここにいるの?

なんで

戻ってきたの?

なんで

私のことなんか覚えてたの?









なんで?

















いろんな思いが頭をめぐり

予鈴の鐘がなっても私の涙は止まらなかった。





コツコツ

誰かこっちにくる。

焦った私は急いで涙をぬぐい顔が見えないように縮こまった。


「やっぱり。タキナどうした?」

上から聞こえてきた声に私は顔をあげた。

「シュウカー」

勢いよくシュウカに抱きついた。

めったにこんなことしない私にシュウカは驚いていたけど

すごく優しかった。




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