君と運命
赤くなってきた目に強く氷を押しあてた。


「ナオミちゃん…さっきはごめんっ!嫌で泣いたんだよね…嬉しくってさ…本当にごめん」


ダメだ…我慢できない。

涙がでてきた。

また悠に迷惑かけちゃう。


「ナオミちゃん?どうした?」

私の異変に気づいた悠は明らかに心配している。

「えっ何でもないよ…袋破れちゃった。袋かえてくるね」

悠の隣から離れようした瞬間


「待って。なんで嘘つくの?」

悠が手をつかんだ。



ビクッ




私はそのまま立ち止まった。

悠の手に力が入った。





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