君と運命
‐放課後‐


「ナオミちゃん一緒に帰ろう」

「なんで?」

「ん?一緒に帰りたいから」


ハァ…

「違うでしょ…道わかんないんでしょ」

呆れ顔の私に悠は不思議そうな顔をした。

「…なんでわかった?」

「みればわかるから」

「だよなー。じゃ連れて行って下さい」

悠はぺこりと頭を下げた。

「いいけど。家どこなの?」

「えっと…確か〇〇〇マンションの407号室。わかる?」

あらあら方向音痴でもわかるところじゃない。

なんでって?

だって私の家の隣だから。





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