君と運命
私だ…

周囲の人はたぶんあの子だなっていう目で私を見てきた。


ピンポーン

みなさん大当たり。
私が奈生美ちゃんだよ~

そう思いながら迷子センターまで走った。














「迷子のお知らせです。滝奈生美ちゃん…」

隣でいつまでもくり返して笑ってるシュウカ。

「シュウカ言いすぎだって」

「いいじゃーん。おもしろいんだもーん。テカ何でいなくなったの?」

不思議そうにみつめるシュウカに

私は嘘をついた。

「あっちに可愛い雑貨があったから…つい…」

そう言うと





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