甘い恋には程遠い
弘高くんの優しい言葉に
ほんのり胸が温かくなって
大神の冷たい言葉に
一瞬にして冷めきった。
元気の押し売りって失礼な…!
弘高「お!言うねぇ!!」
慧「あ、すみません。
幼なじみなんですよね?
悪く言うつもりはなかったんですけど。」
弘高「いや。うん、せやけど…
多分、いっぱい傷ついてる思うで。
辛い思いも、しんどい思いも…
多分、誰よりもしてきた思う。
でも、それでも桃花ちゃんは元気。
あの子見てると、なんやよう分かれへんけど
頑張ったなって褒めたなんねん。
一恋の話聞いてて、よう思うわ。」