甘い恋には程遠い
職員室にノートを届けて生徒玄関へ行くと
大神は靴箱の前で待っててくれてた。
桃花「待たせてごめん。」
慧「いや。」
靴を履いて運動場へと向かう途中
大神はため息をついた。
鬱陶しいって思われてんのかなて
思たけど、そうゆう訳でもないらしい。
慧「何で、お前はそう何でもかんでも
首を突っ込むんだよ。」
桃花「…何で…って…何でやろ?」
慧「何かあるだろ。理由みたいなさ。」
桃花「よう分かれへんわ。
でも、強いて言うなら体が勝手に動くねん。
あ!あの人困ってる!助けた方がええかな?
て考えるより前に、助けに行ってるわ。」