甘い恋には程遠い
いよいよ、今日は体育祭。
高校生活、最後の体育祭は一言で言うと
めちゃくちゃ盛り上がった。
太鼓の音や応援団の声援。
大勢の人で埋め尽くされたグラウンド。
それはそれは盛り上がった。
私の所属する赤チームは見事
勝利を収め、悔いのない1日を送れた。
夕方の閉会式を終え
体育用具を倉庫に閉まった私が
自販機へ向かうとまだそこには
何人かの生徒が残ってた。
あ。あの子ら、隣のクラスの子や。
カナ「てか、今日の大神くん見た?
めちゃくちゃかっこよくなかった?」
サキ「かっこよかった。ほら見て。
私なんて隠し撮りしてしもたから。」